ハローワークでは、地元に密着した求人を手軽に見ることができるというメリットがあります。しかし、ただ求人を見ることができるというだけではなく、公共職業訓練のあっせん、自己分析の相談も無料でしています。職業訓練とは、就職の際に役立つ知識やスキルが身につけられるというものです。失業保険を受給している人が対象の公共職業訓練では、受講すれば訓練延長給付を受けることができますし、失業保険を受給していない人でも求職者支援訓練によって条件を満たせば職業訓練受講手当などをもらうことも可能です。職業訓練受講手当は月額10万円となっていて、求職者にとっては大きな助けともなるでしょう。 仕事を探そうとしても、そもそも自分には何ができて、何をしたいのかが明確になっていない人も意外に多くいます。そんな人もハローワークで相談をすることで、過去の経歴から適切なアドバイスをしてもらうことも可能です。自己分析などのセミナーに参加すると有料となるケースも多いですが、ハローワークであれば無料で様々なサービスを受けることができ、仕事を探している人にとって大きな助けとなってくれる場所です。求職者にとっては大きな助けとなってくれる場ですが、いくつか注意点もあります。求人票についての注意点として、頻繁に見かける求人は避けることをオススメします。頻繁に求人を見かけるような会社は、会社側に何らかの問題があり、採用しても人が定着していない可能性が高いです。そんな会社に入社したとしても苦労する、記載されていた条件と全く違ったということが起こるケースがあります。相談員を選ぶことも大切です。複数の相談員がいるのですが、それぞれで対応に違いがどうしてもあります。本当に親身に接してくれる、あらゆる相談に対応できる相談員もいれば、会社側にマイナスのイメージを持たせるような言い方をするような相談員もいます。対応が悪いと感じるのであれば、別の相談員に変えてもらうように働きかけることも大切です。
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